2013年11月2日土曜日

当塾代表・西角けい子が、2013年10月20日(日) 神戸新聞に掲載されました


神戸新聞 

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(以下、本文のみ掲載いたします)

時計2013/10/20 15:03 


「唯一無二の学習塾でありたい」と話す西角けい子さん=西宮市内

 学齢期の子どもを持つ親には魅力的なタイトルだろう。「100点満点とれる子の育て方」の著者・西角けい子さんは、西宮市にある人気学習塾の代表。教育者として、また1男1女の母として「親がきちんと向き合えば、全ての子どもは必ず伸びる」と断言する。

 本書では独自に考案した「100点満点勉強法」を初公開。驚くことにその内容は、たった七つのルールからなる。「小6でも、平仮名の『あ』からやり直す」「鉛筆は2B」「『ほめる』より『ねぎらう』」…。ちょっと意外なものもあるが、これで塾生の多くを全国トップクラスの成績に育ててきたというからすごい。

 西角さんが重視するのは、子どもの「伸びしろ」だ。鉛筆の例でいうと、2Bを使うように勧めた時、素直に「はい」と言える子は、すぐに成績が上がるという。「でも、その素直さを育てられるのは親しかいない。高学歴は必要ないけれど、子どもを伸ばすにはまず自分が『100点満点の親』になってほしいんです」

 西角さん自身、中学校での英語指導がもとで、登校拒否になった時期がある。さらに親としては、長男に中学受験を失敗させてしまった経験も。「学力だけを伸ばしてもダメ。たとえ挫折しても次のステップにつなげられる『人間力』を身につけさせなければ」。塾生には肯定的な言葉がけで前向きなエネルギーを引き出すほか、月1回の保護者セミナーも行い、家庭も巻き込んで「健康な学力」づくりを目指す。

 著書の中でも、塾生や保護者とのやりとりを具体的に紹介。ここまで手の内を明かして大丈夫なのかと心配になるが、教育の荒廃が叫ばれる今だからこそ、自らの指導法を世に問いたかったという。

 「大学卒業者の3年後離職率が3割に上るといわれる中、学習塾の役割も難関校に子どもを入れるだけでは済まない。学力だけでなく、体力や精神力を兼ね備えた『生き抜く力』を一人でも多く伸ばすことで、より良い社会づくりに貢献したい。日本人の誇りは教育によって取り戻すしかないと思うから」

(平松正子・文化生活部)

 (「100点満点とれる子の育て方」はダイヤモンド社・1365円)

 にしかど・けいこ 大阪生まれの神戸育ち。「ステージメソッド塾」代表。著書に「子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!」「すべての成績は、国語力で9割決まる!」がある。

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